ルイヴィトンショルダーモノグラムのスターの製品|優雅Louis Vuitton-ルイヴィトン モノグラム イディール ネヴァーフル MM M40513 トートバッグ2014_ルイヴィトンショルダーモノグラム新型ピクチャー及び組み合わせ_ルイヴィトンショルダーモノグラム 2を折り返す


2015-02-07 15:27    ルイヴィトンショルダーモノグラム
「収穫は、無しかもね。元々一日二日で見つかるとは思ってないけど」 「大丈夫か、志貴」 「ああ、大丈夫だよ。すまない、俺の方が邪魔になってるな」 「元々ゆっくり歩かなきゃ撒き餌の意味なんて無かったから、結果としては同じよ」  項垂れる志貴に、慰めにもならない言葉をかけて、次の手を考えなければ駄目かと思案する。丁度、見慣れた交差点に差し掛かったところだった。  百メートル程前方に人影を見つけて、凛は即座に目を強化した。スーツに身を包んだOLらしき後姿。魔力も感じない。恐らく会社帰りなのだろう。どこか早足なハイヒールの調子は、一刻も早く休みたいと喚いているように聞こえる。  時刻は午後十一時半過ぎというところ。十二時間もの睡眠で体力は有り余っているとはいえ、四時間歩き通しで平然とはいかなかった。足の裏はじんじん痛むし、微弱とはいえ魔力を放ち続けた疲労もある。帰ったら、士郎や志貴を差し置いて一番風呂は貰うと息巻きつつ、凛は歩調を速めた。  OLらしき女性も早く風呂に入って、一日の疲れを洗い落としたいと思っているはずだと考えて、凛は僅かに頬を緩ませた。  それはきっと、衛宮邸を間近に控えた故の油断。僅かとはいえ、凛の注意はまだ見えもしない衛宮邸に向けられた。  凛に非はない。士郎も志貴も、四時間気を張り続けていたわけではない。時折関係のないところに意識を飛ばす程度何度もあった。タイミングが悪かっただけの話。凛の足元に突如巨大な闇が穿たれて、彼女を飲み込もうとしたことにほんの一瞬反応が遅れてしまったとしても、凛に非はない。 「なに──」  士郎の体当たりによって大きく体を傾けながら、凛は足元のソレをこの世のものとは思えない、という形相で見つめていた。  街灯の明かりの範囲から一歩向こうに現れた、極大の闇。直径一メートル程のそれは、これまで凛が見たこともないほど、禍々しく歪んでいた。  影としか表現できないものが、かといってあるはずの無い影が、魔力と共に存在している。ぽっかりと口を開けている様はまるでブラックホール。そこに足を踏み込んでしまえばどうなるか、説明されるまでもなかった。  凛を強く抱きすくめた士郎が下になってくれたおかげで、アスファルトに叩きつけられずに済んだ。代わりに士郎は背中を強かに打ちつけ、「くっ」と一瞬呼吸を止める。 「大丈夫か、遠坂」  声を掛けられてようやく、自分がとんでもないポカをやらかしたのだと気付く。士郎に抱きすくめている気恥ずかしさよりも怒りが先行し、一瞬で顔を真っ赤に染め上げた凛は、左腕の魔術刻印を起動した。 「っのぉ!」